STAFF
一人の作家が生み出し、
そして削除された言葉たち。
それは呪いの力を宿し、
邪悪な闇となり再生された。
現実さえ飲み込む、そこは死界---。
観客に完璧な映像体験をもたらすため、セット・撮影・視覚効果が見事に融合
本作品の最大の特徴である、“もうひとつの世界”を構築するにあたり、製作者たちはタイのバンコク郊外に巨大なセットを建設。それは作品のテーマ通り、段階ごとに10個のパートに分けられていた。セットはそれぞれにビジュアル的な特徴や仕掛けが施されており、ストーリーの進行に合わせて徐々に恐怖のレベルが増幅するように設計。それらの製作には4,000万香港ドル(約6億1千万円)の巨額が投じられた。また気温が40度近くにまで上昇する過酷な環境の中、膨大な労力を惜しむことなく、森や断崖などの奥地でもロケが敢行されている。
パン・ブラザースのイメージを具体化するため、撮影監督のデーチャー・スリマントラがその手腕を存分に発揮したことはいうまでもない。スリマントラはこれまでも『レイン』、『The EYE』シリーズ、『テッセラクト』で2人と組んだ経験を持ち、まさに片腕ともいえる存在。彼は壮大なスケールのビジュアルだけでなく、人間描写においてもアップを多用するなどして登場人物たちの不安感や焦燥感を捉えることに成功している。
こうして撮影された映像のイメージをさらにリアルなものにするため、ポスト・プロダクションでは最新のCG技術が駆使され、ドラマチックに現実と虚構が交錯する視覚効果が完成したのである。